Side:菜月



始業式だったから
すぐに終わった。




席について空を
眺めていたら…。



「藤堂さんっ!!!」

と、だれかに呼ばれた。
振り向くと、とても
可愛らしい女の子が
私の目の前に立っていた。


「何・・・?」

あっけなく、返事をして
少し後悔した。でも