「あの。私好きなんです、翔先輩のことが」 「ありがとう、でもオレ」 「私を先輩のカノジョにしてください、お願いです」 「……オレ、カノジョいるんだ。ごめん」 想像していた恋にはならなかった。 突然の雨が打ち付ける音。 体育館の屋根に強く響いてきた。 私はそのまま体育館を飛び出した。 初恋日記はあの日のままで、閉ざされている。