先生が近づいてきた。
本当に助ける気がなかったのだろう。
先生が僕を見て驚いていた。
「神山君、能力が目覚めたのかい」
「はい、おかげさまで」
「そうか。どれぐらい能力があるんだい」
「一つです」
「まだ、『自己再生』しか目覚めていないのか…」
「いいえ、それも含めて一つです」
「言っている意味がわからないな、詳しく教えてくれ」
「僕の能力は『選択』でした。
僕自身が能力を選んで使用することができるんです」
「ほう、今まで聞いたことがない能力だね」
「でも問題があるんです」
「なんだね」
「『選択』するにも僕自身が能力を知らないといけないんです。
能力を使用する際は能力を想像しないとできません」
「そうだよね。自分自身が知らない能力を使用することなんてできるはずがない」
「それに、能力値が高いことにも問題があるそうです」
「…超越者か」
「はい、以前話されていた『超越者がもし存在した場合の能力の可能性』は確かにありえる話です」
「つまり、今君がやろうと思えば世界を滅ぼすことができるということか」
「今はできません。しようとも思いません」
「そうか、それならいいんだ」
「先生、もう一つお話があるんです。
ちょっとこっちに来てください。
起き上がれないんです」
森下先生は僕のすぐ近くまで寄った。
近づいたところで森下先生の腹を殴った。
助かったとはいえ、お礼はしないといけない。
本当なら一発では足りないが能力が目覚めたこともあるのでそれだけで許すことにした。
森下先生はしばらく倒れていたが立ちあがり「ご飯食べに行かないか。おごるよ」と言って病院に戻って行った。
僕も病院に戻った。
本当に助ける気がなかったのだろう。
先生が僕を見て驚いていた。
「神山君、能力が目覚めたのかい」
「はい、おかげさまで」
「そうか。どれぐらい能力があるんだい」
「一つです」
「まだ、『自己再生』しか目覚めていないのか…」
「いいえ、それも含めて一つです」
「言っている意味がわからないな、詳しく教えてくれ」
「僕の能力は『選択』でした。
僕自身が能力を選んで使用することができるんです」
「ほう、今まで聞いたことがない能力だね」
「でも問題があるんです」
「なんだね」
「『選択』するにも僕自身が能力を知らないといけないんです。
能力を使用する際は能力を想像しないとできません」
「そうだよね。自分自身が知らない能力を使用することなんてできるはずがない」
「それに、能力値が高いことにも問題があるそうです」
「…超越者か」
「はい、以前話されていた『超越者がもし存在した場合の能力の可能性』は確かにありえる話です」
「つまり、今君がやろうと思えば世界を滅ぼすことができるということか」
「今はできません。しようとも思いません」
「そうか、それならいいんだ」
「先生、もう一つお話があるんです。
ちょっとこっちに来てください。
起き上がれないんです」
森下先生は僕のすぐ近くまで寄った。
近づいたところで森下先生の腹を殴った。
助かったとはいえ、お礼はしないといけない。
本当なら一発では足りないが能力が目覚めたこともあるのでそれだけで許すことにした。
森下先生はしばらく倒れていたが立ちあがり「ご飯食べに行かないか。おごるよ」と言って病院に戻って行った。
僕も病院に戻った。