「よう、おつかれさん、一緒に帰ろうぜ。
ずっと待ってたんだぜ」
なら手伝ってくれてもいいだろうに。
「ありがとう。もう少しで終わるから」
僕は机を並べ始めた。
昼休みも休み時間もいつも通りの伊藤だった。
昨日のことが嘘のように思えるほどだ。
伊藤はさっき僕が校庭を見ていた位置から校庭を眺めていた。
何を考えているのだろうと思いながら机を運んだ。
「なあ、昨日のことなんだけど」
伊藤が僕に話しかけた。
「俺と一緒にやらないか」
突然の御誘いだ。
僕は運び途中の机を置いた。
そして、伊藤の方を見た。
伊藤のことは子供のころから知っていた。
伊藤の目が真剣かどうかなんて目を見ればわかった。
僕は正直に答えた。
「やらない」
伊藤は笑みを浮かべた。
たぶん僕の答えを知って尋ねたんだ。
「そうだよな、ミコトは相変わらず無感なやつだな」
僕が無感なのは事実だし、昔から何かあると『無感』という言葉を使ってくる。
困った時の僕に対する口癖だ。
「まあ、いいさ。今集まっているメンバーは昨日集まったメンバーだから」
僕は昨日のメンバーのことを考えた。
昨日は僕と伊藤・山本に辻本…ナナミがいるじゃないか。
「ちょっと待った。ナナミはやるのか」
不安がよぎった。
「ああ、メンバーにいるよ」
僕は固まった。
いつも働かせない頭をフル回転させ考えた。
昨日の活動のこと。
能力のこと。
ナナミのこと。
僕は一つの決断をした。
「やってもいい…」
伊藤は万弁の笑みを浮かべて「ありがとう」と言った。
僕は平凡な人生を送るはずがここで路線を変更してしまった。
ずっと待ってたんだぜ」
なら手伝ってくれてもいいだろうに。
「ありがとう。もう少しで終わるから」
僕は机を並べ始めた。
昼休みも休み時間もいつも通りの伊藤だった。
昨日のことが嘘のように思えるほどだ。
伊藤はさっき僕が校庭を見ていた位置から校庭を眺めていた。
何を考えているのだろうと思いながら机を運んだ。
「なあ、昨日のことなんだけど」
伊藤が僕に話しかけた。
「俺と一緒にやらないか」
突然の御誘いだ。
僕は運び途中の机を置いた。
そして、伊藤の方を見た。
伊藤のことは子供のころから知っていた。
伊藤の目が真剣かどうかなんて目を見ればわかった。
僕は正直に答えた。
「やらない」
伊藤は笑みを浮かべた。
たぶん僕の答えを知って尋ねたんだ。
「そうだよな、ミコトは相変わらず無感なやつだな」
僕が無感なのは事実だし、昔から何かあると『無感』という言葉を使ってくる。
困った時の僕に対する口癖だ。
「まあ、いいさ。今集まっているメンバーは昨日集まったメンバーだから」
僕は昨日のメンバーのことを考えた。
昨日は僕と伊藤・山本に辻本…ナナミがいるじゃないか。
「ちょっと待った。ナナミはやるのか」
不安がよぎった。
「ああ、メンバーにいるよ」
僕は固まった。
いつも働かせない頭をフル回転させ考えた。
昨日の活動のこと。
能力のこと。
ナナミのこと。
僕は一つの決断をした。
「やってもいい…」
伊藤は万弁の笑みを浮かべて「ありがとう」と言った。
僕は平凡な人生を送るはずがここで路線を変更してしまった。


