約束の日曜日になった。



あの日以来僕は伊藤に会っていない。



学校に来ていないからだ。



待ち合わせの時刻五分前に着いた。



ナナミ以外全員来ていた。



ナナミはのんびり屋だから時間ギリギリに来ると思った。



それから数分してナナミも来た。









僕たちは近くのカフェで伊藤の話を聞いた。


どうやら、初めは簡単な活動をするようだ。


午後三時に駅前で将来有望な人の演説がある。


僕達はその人にメッセージを送るそうだ。


ようするに邪魔をするものだ。






伊藤の話では小さいことから始めることが重要だと言う。






時間になり、僕たちは移動した。


確かに将来有望の人だ。


僕も知っている人だから。










伊藤はタイミングを見計らった。









僕たちはただ伊藤に注目した。