男は余裕の表情をしていた。







僕は伊藤の遺体を傷つけたくなかった。



僕は外へ移動した。




僕は空を自由に移動できるが男は…






男は跳躍して僕の方へ来た。





「なめるな」






『キャンセラー』を付けているもう片方の手で僕を殴ろうとしていた。







僕は面白くなった。






人類最強の能力値の男を破壊したい…






僕はさっき飛ばした粒子の塊を僕の手のひらに作った。





男の拳にぶつけた。





男は吹き飛んだ。





だが、生きていた。





たいしたタフさだ。





でも、もう弱点はわかった。






男がまた僕の方へ飛んできた。








飛ぶ力のない人間が飛ぶ姿は見ていて恥ずかしい。








僕はメスを一本『具現化』させ男に刺してやった。