僕の腕輪は壊れた。



もう抑えきれないのだろう





僕はもうどうでもよくなった。







約束をしたこと・世界のこと・能力のこと





僕はもうこの世界で生きたくない。








「そうだ。お前はそれでいい」






この男のことなどどうでもいい。





この国のことなどどうでもいい。




全て消してしまえば考える必要なんてないんだ。






僕は右腕を男に向けた。





「何のつもりだ」



男は何がしたいのかわからないのだろう




「…」



僕はどうでもいいと感じた。






ただ破壊したい。





だが、まず手始めにこの男を殺す。







僕は空間の粒子を『圧縮』した。

さらに『分解』能力を粒子に取り入れた。

『放出』能力で男まで飛ばした。