ところがこれが、とんでもない。エヴのお初のでたらめさ。というより、エラルドは密かに感じ取ってはいたが、いまいち確信がもてないでいたところ。 「えと、翼付けるの木工用ボンドで良い?」 これである。 「マジ?」 「マジマジ。さっき、最後のオーラで虫燃やしちゃったから。さっ、背中出して」 「嫌だよ、ボンドなんて」 「じゃあ、こっち? 瞬間接着剤」 そのときエラルドは本気で泣きそうな顔をしていた。