何度も、何度も、



たたいてくる。



痛くない。



か弱い力なのは、彼女が本気じゃないから・・・・・・



本気で翔ちゃんが、すきだから・・・・・・



「ごめんなさい」



わたしは、胸が押しつぶされそうになりながら言った。



気付くんじゃなかった。



言わなかったらよかった・・・・・・!



彼女は、ずっと



気持ちを押し殺してきたのに・・・・・・



きっと、チョコだけで、言わないつもりだったのに・・・・・・



「ごめん、なさい・・・・・・」



わたしは泣きそうになりながら、また言った。



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