大切なもの…〜cherry tree〜

 


証書を持ち、上に立つ人の姿。


いつも、真奈達の味方でいてくれた1人の先生。


「真奈!!優子!!」


マイクを通して呼ばれる名前。


真奈と優子は立ち上がり、
先生のもとへ歩きだした。


2人で階段をのぼり、2人で一礼をした。


「学校に呼んでやれんでごめん。学校に入れてやりたかった…すまん…」


保護者は先生の言葉を聞き、
再びざわつきだす。


先生は涙を流し、
真奈と優子に証書を渡した。


「おめでとう」


真奈と優子は一歩下がり頭を下げ、
大きな声で言った。


「『ありがとうございました!!』」


顔をあげると、
真奈も優子も先生も、
涙が流れているのに
顔は笑顔になっている。