「お帰りなさい」



「お帰りー」



「お邪魔してます」



「あら、…お友達?」





ママがアタシ達に順番に視線を向ける。



そっか



この状態じゃ誰の友達だかわかんないよね。



カレシとして紹介するとメンドいしな。



でも友達ってのも白々しい気がするし…



ハァ…



結局メンドい。





「ママあのね…「俺の友達の千明。母さんのファンなんだって」





!!





意を決して口を開いたその時


虎ちゃんがアタシの言葉を遮った。