かけがえのないもの

そんな瑠奈の言葉に、隼人はほっとしたような笑顔になった。

「私のことは、全然心配しなくて大丈夫だよ。」

「お兄ちゃんがいなくても…寂しくない?」

そう言うと、瑠奈は隼人の服をそっと掴んだ。

「…ちょっぴり寂しい…かな。」

「瑠奈…」

「でも、わがままは言わないよ!…大切なお兄ちゃんの、新しい生活だもん。応援、させて?」

健気な笑顔を見せる瑠奈。