かけがえのないもの

瑠奈はその時、ただ何も言わずに俯いていた。

「瑠奈…ごめんね?急にこんなこと言って…」

瑠奈の頭を愛情を込めて撫でる隼人。

すると瑠奈は、顔を上げて微笑んだ。

「お兄ちゃん!頑張ってね!」

「瑠奈…」

「私もお兄ちゃんのこと応援してる!お兄ちゃんが勉強ものすごく頑張ってたの知ってるから…
それに…」

瑠奈は頬を染めて目を伏せた。

「どんなに離れててもお兄ちゃんは、私のお兄ちゃんだもん!」