始業式はたくさんの生徒でにぎわっている


それは1つの紙のせいであった


それは「組替え」であった


もともとすごく仲がよかった莉美と和歌音と私、いつもいろんなことで、ケンカをした。


原因は分かっていた、私が優柔不断(?)か忘れっぽいところがあって遊ぶ約束がかぶっ

てしまったせいである。


しかし、ケンカをしてもいつもコロッと忘れてしまう。



「うわぁ~、和歌音とわかれたぁ~・・・・」


私がつぶやいた


「きゃぁ~、音羽とおなじだぁ~!!!!」


隣で莉美が言っていた。


私は少しショックだった。


1年生のとき――――


私の後ろが和歌音だった。和歌音はミニ○ミの定規を持っていて和歌音が落としたところ



を私が拾ったことが出会いだった。


「友達になろう♪」


その一言で私は最高の友達、いや、最高の親友と思った。



毎日、登校のときは自分から声をかけたり、一緒に帰ったり、そのときに流行だったシー



ル帳を見せたり、シール交換をしたりした。


1年の後半になって、莉美が転校してきた。


私と同じクラスだった。


「禰宜瀬莉美です。よろしくお願いします」


私は直感ですぐに仲良くした。


よくみんなに言われた、『双子みたい』って



だからよく近所の人をだました