一緒に歩いた道も、今日からは一人で。


そう思ったら、あなたとの色んな思い出と涙が溢れる。

涙が零れるのが嫌で、
上を向いた。


でも美しく染まったオレンジの空を見て、
二人で手を繋いで見た夕焼けが甦り、涙は頬を流れる。


こんなにも、私の周りにあなたは溢れている。


そうやってあなたは、
私の手は離したくせに、
なかなか私の心だけは離してくれない。

ほんと、嫌いだ。