「理穂ちゃんの手、冷たいなぁ。」 「カズくんの手は温かい。」 「じゃ二人合わせりゃ調度いいな。」 こんなカズくんとの一時が好き。 ―今日出てきて大丈夫だった?― そう聞きたいけど、この雰囲気を壊したくない。 何度も口に出そうと思ったけど、その言葉を飲み込んだ。