優しい嘘−最低な男を愛して−【下】

「俺がつれてきた」


「大雅が?公園にきたの?」


「まあな」


「ありがとう…滑り台から落ちたみたい」


「…どんくせぇな」






久しぶりに大雅の目を見て話してるな。


大雅も苦笑いのような笑みを見せてるし。



目覚めた時、大雅がいてくれてすごく嬉しかった。

手も握ってくれていたし。


泣いてはいなかったけど、すごく心配そうな顔してくれていたし。