優しい嘘−最低な男を愛して−【下】

そのまま教えずに自分の部屋へ入ってしまった大雅。



すぐに出てきてあたしの横に座った。






「明日出かけるから、あけとけよ」


「どこに?」


「明日になれば分かる」


「また教えないのね」






どこに行くのかくらい教えてくれてもいいのに。