優しい嘘−最低な男を愛して−【下】

あたしが怒って大雅の部屋から出て行くと大雅たちも出てきた。




テレビをつけてソファーに座ったあたし。


横には大雅で、前には大雅の友だちが座ってる。



大雅の友だちが『なぁ』とか言ってるけど、あたしに話しかけてると思わなかったからテレビに見ていた。






「なぁ、無視か?そこの女」





へっ?あたし?





「なに?」


「俺のムスコどうだった?大雅のよりでかい?」