優しい嘘−最低な男を愛して−【下】

「お前は黙って見とけ」




えっ?やっぱり大雅起きてたの?


ほんと、最低。




あたしは思いっきり大雅の頭を叩いてやった。





「いてぇな」





叩いたのが痛かったのかあたしの背中に回していた手で自分の頭を押さえてる大雅。



あたしはそのすきに大雅から離れた。