優しい嘘−最低な男を愛して−【下】

今から受験だったら受けなかったかもしれない。



でも、受験したのは大雅が好きだって言ってくれる前で。



その時は大雅に反対されても押し切って行くつもりだった。


その覚悟はできていたの。



でも今は状況が違うからすごく揺れる。




今の幸せを失いたくないよ……。