「羽夜斗。

もう時間がないの…

はやく…

はや…

み…」

そこで現実に戻された…

「…。

またか…

でも今回は違う。

桜が…」


「桜がどうかしたのか?」

そう言って入ってきたのは

驟雨だった。

「いや…

変な夢見ただけだ。

ところで驟雨なんで居るんだ?」

「おいおい。

今日何の日か分かってるのか?」

頭に?しか浮かばない。

はぁー。とため息ついて

驟雨は口を開いた。

「今日は魁の誕生日だろ?

去年一緒に祝えなかったから、

今年こそはって言ってたじゃねぇか」

あ…忘れてた…