つまんねぇ…

んなこと考えてると、

誰かが僕を呼ぶ声がした。

「羽夜斗ー帰るぞー」

という声がした。

その声の主は父親だ。

ああ…やっと帰れる。そう思った時だ、

「うっ…」

またあの発作がやってきた…

僕は胸の辺りをつかみ、

また倒れた。

その異変に気付いた看護士が駆け寄ってきた。

無論、父親もだ。