台風の仕業ではないよな、明らかに。 昨日は晴れてたし!! 一体誰が、こんなことをしたんだろう?? 昨日の夜、全く気づかなかった。 それとも朝? だとしたら、母が気づいてたはず。 降り注ぐ太陽の光が、体を突き刺しているように感じた。 とにかく、気味が悪い。 「泥棒が入ったの?」 私は母の目を見つめ言った。 母は無言で呆然と、立ち尽くしたままだ。