ウラコイ+α









―槌谷はやめとけ。
―お前がボロクソにされるだけだ






ボロクソに、……




槌谷君が わたしを
見ていないこと知っている






知ってて 好きになった。





優しくて
いつも励ましてくれる…







でも 優しいのは、
多分 トモダチとして





彼女じゃない。




彼女なんかじゃない







「田中、田中!。」






「あ…、神田君…あぁ。寝てたのか…、はは」






いつの間にか
寝てたみたいだ。





神田君が心配そうに見てる




「休憩室で寝るなよ…、ドラマは今日は無いのか?」



「…ないよ…。うん、」