「何よ。神田君たら…、」 「お前が馬鹿みたいな頭で馬鹿な事考えてるからだよ。」 口の端をあげて言う またいつもの 調子に戻った 「馬鹿馬鹿言わないでよ。他の女優にも言ってるの?」 気分が段々 なおってきた 「お前にしか言ってないよ…。」 ドキッとした… 少しだけ 眠そうな 目で神田君はあたしを見る 「な、……なによ、…神田君たら……」 「この際だから言っておくけど。俺はアンタの事好きだよ…」