「わたし、ついに彼とHしち
ゃった。」

真っ赤に熟したトマトみたい
な顔で、ひとり先に大人の仲間
入りを報告するやよいちゃんは
予定通り期待を裏切らなかった
わけで・・・。

 『えっーーーーーー!!!!』
って一斉にビックリして声をあげ
るのもお決まりのようにピッタリ
で!!

 「で、どんなだった?」
桃花のこの質問も予定通り。

でも、でも聞きたい。
わたしだって、もしかしたら今日
かも・・・。
なんて思ったりして。

 「やっぱり、聞いてた通り
かなり痛かった⇩⇩」

ってやよいちゃんがブルーになっ
ちゃうから、今までのテンション
がいっきに下がって行く。

わたしも、正直怖くてテンション
が下がって行く。

手に握りしめていたフォークを
くわえながら、浮かんでくるのは
先生の顔なんだ。