翌朝、わたしが目にしたのは、 出張に言ってくる。 と書かれた置手紙。 朝早く出て行った事は気付いて いたんだ。 その置手紙の横に添えられた 小さな箱。 わたしは、箱のリボンをほどいた。 中には、ダイヤのリングがひとつ。 キラキラと輝いていた。 「先生・・・。」 「先生!!!」 わたしは、先生を呼んだんだ。 でも先生はいなくて、わたしの声 だけが静かな部屋に響いてた。