俺は、何をしてあげられる
だろうか。

こんな形で、約束を守らなけれ
ばいけないなんて。

恩師の最期の時俺はそこにいた。


そして、言われたんだ。

妻と星羅を頼むって。

きっと、そんな深い意味はなか
ったのかもしれない。


でも、俺はその言葉をいつも
心の片隅に置いていた。


だから、あの時真希さんが
俺の目の前に現れた時も、
俺は戸惑いもなくその話しに
耳を傾けた。

でもこんなに早く、全てを
打ち明ける日が来るなんて。


星羅・・・・。

君は俺を受け入れてくれるかい?