ママに付けられてる機械には
見覚えがあった。

パパと同じだったから。


 「先生どうして。どうして。」

わたしは、ママに抱きつきながら
先生を睨みつけた。

わたしだけ知らされなかった現実。



目をそらす先生なんて見たくな
かった。


大好きだから、
だから余計に裏切られた気持ちで
いっぱいだった。


先生も苦しかったのに。
先生の事思いやってあげられるほど
わたし大人じゃなかったんだ。


きっといっぱい先生の事傷つけたよね。