君は、普通だった。

内心ホッとしたよ。


俺は、星羅をむりやりって事は
なかったようだ。

いつも抑え込んでいる感情が
アルコールのせいで爆発して
しまったかと思った。


君は出かけると言った。
デートかと冷やかす俺に

 「まぁね。」

と答える。

まぁね。
その言葉が俺を余計に追いつめる。

もし、星羅に本当にそんな相手が
いるのであれば、いずれ星羅を
傷つけることに、変わりないのだから。