キッチンで、昨日のハッシュド ビーフを温めながら、先生が わたしのベットで眠っていた ことよりも、2日連続で先生が 泣いていたような気がして。 気のせいかもしれないけど、 そっちの方が気になって。 なぜか、わたしまで不安になって いく。 先生が抱えているものが、どんなに 辛くて、どんなに大きいものかなんて 気付く余裕もなくて。 それはわたしにとっても重大で。 わたしが、その事を知るまでにそう 時間はかからなかった。