ガチャ!! 玄関のカギが開く音がした。 先生帰って来たんだ。 もう、午前0時を回ってた。 着替え届けに行ったまま 帰らない先生の事が気になって いた。 先生が帰って来ただけで、もう 胸は半端なく波打つんだ。 先生の足跡が、わたしの部屋の 前で止まった。 ドアがそーっと開けられる。 廊下の灯りが部屋を照らす。 真っ暗な部屋に先生のシルエット が浮かんだんだ。 わたしは、とっさに目を閉じた。 寝たふりなんてすぐにばれると 思っていたから。 それなのに・・・。 先生???