「少しは楽になったか?」
「せんせい・・・。」
目を覚ましたわたしの横で先
生がわたしを覗き込む。
「まだかなり熱が高いからな。
新垣の親御さんには連絡したか
らもう少し寝てるんだな。」
「はぃ。」
保健室のベットの上、わたし
は、大好きな先生とふたりっきり。
余計に熱が上がりそうなこの状況
にドキドキが止まらないのはわた
しだけ。
先生にとってはわたしはただの生
徒で、ひんぱんに運ばれてくる手
のかかる生徒。
そう、わたしの大好きな人は・・・。
保健室の先生。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…