君が部屋から飛び出して行っても。 この家から出て行くと言っても。 君の投げつけた箱が全てを物語っているとしても、俺はその場を動けずにいた。 星羅を信じられなかった自分に。 星羅を受け止める器のない自分に嫌気がさしていたんだ。 星羅、君が出て行くと決めたんなら、それで仕方がないって思った。