LOVE ♥LOVE ♥LOVE 俺様パパが旦那さま!?~保健室での秘め事~


 昼過ぎ、携帯が鳴った。

その着信はめったにっていうか今まででも数えるほどしか、かかって来た事のない着信でこの着信は、いつもやっかいな事を運んでくる。

そう今日もそうだった。

 「もしもし。」

 「新垣ですけど。」

 「はい。」

 「和泉さんは星羅がバイトをしていたことはご存じ?」

 「いえ。」

何の事だ。

 「今、こっちに学校の方から連絡があったのよ。星羅が親戚の家で働いてるって。」

 「どういうことですか?」

 「知らないわよ。親戚っていうからてっきり和泉さんの方かと。」

 「いえ。そんな話し知りません。」

 「そう。それで星羅は?」

 「まだ帰ってませんが。」

 「わかったわ。わたしから事情を聞きます。今からそちらに行きますから。」

慌ただしく切られた電話。


何なんだよ。
俺は髪をかきあげた。