「おかん、もういいだろ。」
「あんたは黙ってなさい。」
助け舟を出してくれたのは直樹で。
「うっさいだよ。ばばぁ。行くぞ星羅。」
わたしは、直樹に引っ張られて2階に連れていかれる。
でも、先生が・・・・。
直樹に掴まれた腕が痛くて。
でも振り払えなくて。
正直に話したら許してくれる?
でも、でもね。
ずっとずっと考えてやっとやっとその日が来たんだよ。
ビックリする先生の顔も喜ぶ先生の顔もひとり占めしたいよ。
どうしていつもこうなるの?
先生に想いを伝えようとすると、つまづいて。
先生、大好きなだけなんだよ。



