リビングから聞こえる楽しげの 声に心が締め付けられる。 わたしは、そ~とリビングを 覗き込む。 先生が、大好きな先生がそこには いて、そしてソファーに座って コーヒーを飲んでる。 パパが亡くなってから我が家に 男の人が来る機会が、めったに なくて。 男の人が家の中にいるだけで 緊張してしまうのに・・・。 先生は、全然普通で。 それが、なんか悲しかった。