はぁ~⇩⇩ 大きいため息をついてしまう。 タイミング悪すぎるだろう。 俺は、見合いを断るタイミング を完全に失った。 星羅を挑発する理事長の娘。 星羅の顔色が変わって行く。 一度、へそを曲げたら、納得 行くまで機嫌が悪いからな。 また、ひと波乱ありそうだ。 風に乗って鼻まで届く香水 の香が鼻に着く。 カツンカツンとヒールの音 を響かせて、星羅に近付く。 そして言ったんだ。 余計なひと言を。 勘弁してくれよ。