「ぅえ!?あっはい!!」 気付くと雅紫くんの机が、私の机の隣にくっついている。 ――あ、そっか!教科書のことか!! 私は慌てて二つの机の境界線の上に教科書を広げた。 するとそれを見て、雅紫くんは少し満足したみたいに頬杖えをついて前を向いた。 「ふふ……」 自分の思いどおりに行かないとすっごく不機嫌になって、 自分の言いたいことをすぐにわかってもらえると少しだけ機嫌が良くなる。 雅紫くんって変なところわかりやすいなぁ…… なんか、小さい子を見てるみたい。 そう思うとつい笑ってしまった。