「ごっ、ごめんなさいっっ!!」



男子生徒と、

ぶつかってしまった…




彼は背の高い人で、少し長い黒髪を揺らして






「別にいいよ。気をつけろよな」





ぽん


と、私の頭に片手を置いて。










シャツに付けた名札



【楢崎 鈴也】くんは


優しく笑った