廊下を走り抜ける



くすぐったい、風の音が耳をかすめた









教室につくやいなや、わたしは楢崎君の姿を探した




机に突っ伏し、


憂鬱そうな楢崎君…





不覚にも


ここまできたのに…








わたしの足は、一歩後ずさった…。