俯いて、無意識に唇を血が出そうになるほど噛み締めていた。 宝…ゴメン……。 あたし、ホント馬鹿だよ。 授業中あたしは、『宝が信用出来ないわけじゃないんだよ』という思いが後ろの宝に届くわけがないと分かっていながら、どうか届いてと祈らずにはいられなかった。