「急に走りだすなよ馬鹿。心配するだろ」 はあぁ…と深い呼吸をすると、あたしの隣に座り込んだ。 ドキッと心臓が跳ねる。 「なぁ…何で山根にあんな態度とるんだよ。」 安藤はあたしの方を見ずに呟くように言う。 「『何で』……か…。何でだろね…」 体操座りをして顔を膝にうずめる。 安藤があたしのほうを見るのを何となく感じた。 「あたしも何でか分からない…」 理由は何であれ、人には嫌われたくない。 なのに、あんな態度をとる自分。 何か理由があるはず。