芽衣の恋愛論




家について、10分程したらサトル君は来た。

顔を見たら一気に緊張が走った。

家に入ってもあまり目を合わせてくれない。
旅行のことまだ怒ってるみたい。

旅行のことこんなに怒ってる人がキスしたこと許してくれる筈がないよ…。

私が考え事していると、
ソファーに腰掛けていたサトル君は立ち上がり

急に私に向かって歩いてきた。
体がつきそうに近くて私は後ずさりして、
とうとう背中が壁にくっ付いた。

サトル君は両手を壁について、私の逃げ場は無くなった。

「…どうしたの?」

聞いてみたけど答えはなくて変わりにサトル君の顔がどんどん近づいてきた。
キスされると察知して
私は思わず横を向いた。

サトル君は両手を下げ俯いたままその場に立っていた。

「…なんか変だよ。」

私は言った。

サトル君はとても悲しんでいるように見えた。
私はまたサトル君を傷つけたみたい。