その日の帰り道。 「可愛いって思ったでしょ」 と友也が言う。 (そう思うに決まってるじゃん…) と思いながらも私は、 「…え?何が?」 と言った。 「しらばっくれ方、うざい(笑)」 友也は笑いながら言った。 いつも通りに、 美加のハムスター可愛いという話を聞きながら 家に帰る。