着いてきたのはいいものの・・・この人、誰??
「急にごめんね。」
と、いきなり謝って来た。
よく見ると、この人メガネのダサ男じゃん・・・。(思いっきり引いてるしっっ)
「あの俺、2組の多田 康介だけど・・・」
「はぁ・・・。」
「俺と付き合ってくんない??」
そう言うと多田は、メガネをはずした。
イ、イ・・・イケメン!!!

 っと。危ない、危ない。
アタシには、蛍がいるんだから!!
「た、多田くん、気持ちは嬉しいんだけど、ゴメン。アタシには、今もこれからも蛍がいるから。」
そう言ってアタシはペコッて頭を下げた。
「良いよ。俺こそ変なこと言ってゴメンな?!」
「全然!」
「ほんと??」
「うん・・・。」
「じゃあさ、これからは友達でいてよ!!」
「えっっっ」
「ダメ??」
「ぇ・・あ、良いよ・・・。」
「マジで!?やりぃーーー!!」
そう言って喜ぶ多田を見て笑ってしまった。
「んだよ。笑わなくても良いだろー。」
とちょっとスネた。
多田って面白いんだね。



 それからアタシは姫華のもとへ帰った。
姫華はと言うと・・・
「おそ~い!!」
とご機嫌ナナメ・・・。
それからアタシは、姫華の質問攻めにあった。
「何て言われたの?」
「アイツ誰なの??」
・・・・・
などなど。
そーんな事を言ってるうちに放課後。