先生に挨拶をした後、
わたしはまた1人で悩む…

でも、こんな悩む自分が
先生のお陰で自分らしく
居れる様で嬉しかった。

「はみ先輩なんて…
わたしの気持ち…
負けないもん…!!」

ふと、考えて見ると
先生を好きになってから
もう、03ヶ月が過ぎていた…。

ただ片想いで…
叶わなくても…
ずっと好きでいる…。

「…」

やっぱ、1人で帰る帰り道は
少し寂しかった…。

外はもう、秋の陽気で…
肌寒かったけれど…
先生と話したことで一気に
全てが温かくなった気がした。

「先生…好き…」

少し薄暗い空へ向かって
わたしは語りかける。

「先生…わたし…
先生と交わした02人だけの約束
ちゃんと…叶えるからね?!」

また…記憶がよみがえる…。

「先生…」

ただまだ言えないことがある。

それは…。

‘先生…大好きです…’

って言う言葉…。

でも、この言葉は…
絶対に言わないんだ…。

だって…
先生が生徒に言われて一番困る
のは…
この言葉だもんね…。

だから…
また未来で会った時…
先生に彼女がいても…
先生が結婚しても…
伝えるよ…。

ここぞとばかりに…

‘好きです…’

って…。

好きだった…
じゃなくて…
好きです…
だよ…。

ずっと…
ずっと…ずっと…
ね…。