お前のためなら死んでやる2


純に褒められたこの髪を、あたしはハル色に染めた。

「優音、髪ほんとにいいのか?」

「ん。ハルと同じが良かったの。これでいつでもハルと一緒だね?」

いつか、ハルから離れてしまうかもしれない。

側にいるなんて言葉、叶えれるかなんてあたし次第。

だから、神様

あたしは…

弱いあたしは、

今が大事なんです。

口約束はけして軽いものじゃない。

せめて、今だけでも

約束を果たせるように。

ハルの側にいさせて。