時刻はもう直ぐ夜中。

祭りの場所はナンパ待ちのギャルかヤンキーのみ。



そういえば紫織達は帰ったんかな?

まぁあの二人はイチャラブやしね。






「あれって華風?」


「なんか噂やと無表情やのにな、笑ってるやん」


「噂は噂やし、へぇー」







うん、聞こえてるよ。

うちの顔も広いもんやね。



てか仲間にしか笑いませんから。

笑えるようになったんですよ。








「ゆいさん、帰りましょか」


「うん」








流石に今は手を繋げない。

お互い、分かってる。









そう、笑顔を見せるのは仲間にだけ。

じゃあ仲間が仲間でなくなったら?








、なんて考えたくない。








でも、そう遠くない話。









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